ロイ・ジョーンズ・ジュニア(Roy Jones, Jr.、1969年1月16日 - )は、アメリカ合衆国の男性プロボクサー。フロリダ州ペンサコーラ出身。ミドル級出身でヘビー級の王座を獲得した史上2人目の選手。ミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の4階級を制覇した。パウンド・フォー・パウンドと目されていた。
ボクシング史上最高の身体能力の持ち主と評され、スピード、パワー、テクニックともに最高水準。
「スタイルがないのがスタイル」と言われる通り相手に合わせて自由自在に戦法を変えることが出来、スピードはフロイド・メイウェザー・ジュニアがパウンド・フォー・パウンドと目された現在においても史上最高との評価が高い。
- 1989年5月7日、プロデビュー。
- 1992年12月5日、パーシー・ハリスを4RKOで下し、WBCアメリカ大陸スーパーミドル級王座獲得。
- 1993年5月22日、バーナード・ホプキンスを12R判定で下し、IBF世界ミドル級王座獲得。
- 1994年11月18日、ジェームス・トニーを12R判定で下し、IBF世界スーパーミドル級王座獲得。2階級制覇を果たした。
- 1996年11月22日、WBC世界ライトヘビー級王座決定戦でマイク・マッカラムを12R判定で下し、WBC世界ライトヘビー級王座獲得。
- 1997年3月21日、WBC世界ライトヘビー級王座初防衛戦でモンテル・グリフィンと対戦。9Rグリフィンがダウンしたところに攻撃してしまったために失格負けとなり、王座陥落とともにプロキャリア初黒星となった。
- 1997年8月7日、モンテル・グリフィンと再戦。1RKOで下し、WBC世界ライトヘビー級王座を奪回。
- 2003年3月1日、ジョン・ルイスを12R判定で下し、WBA世界ヘビー級王座奪取。ボブ・フィッシモンズから106年振りとなるミドル級出身者によるヘビー級世界王座獲得の偉業を成し遂げる。
- 2004年5月15日、アントニオ・ターバーにまさかの2回TKO負けを喫する。続く2004年9月25日にも、グレン・ジョンソンに9回KO負け。2005年10月1日、ターバーとラバーマッチとなったが、0-3の判定で敗北。この頃急激に負けが込んだ理由として、(ボクシングキャリアとして)短い期間にライトヘビー→ヘビー→ライトヘビーと階級の急激な上下を繰り返しており、体調管理の難しさのほかに一度付けた筋肉を落として減量せざるを得なかったことで本来持っていたスピードやパワーに狂いが生じたことがあげられている。評論家の中には、結果的にヘビー級挑戦が彼のキャリアの凋落の原因となったという者もいる。
- 引退かと思われたが、2006年7月29日のプリンス・バディ・アジャム戦に3-0の判定勝ち。
- 2008年1月19日、フェリックス・トリニダードと対戦。随所に往年の動きを見せ7Rと10Rに2度のダウンを奪い、3-0の判定勝ち。
- 2008年11月8日、英国のジョー・カルザゲと対戦し大差の0-3の判定負け。1Rにダウンを奪うシーンを見せたものの、それ以外はまったくいいところがなく完封負けしてしまった。
・「天才」の中の「天才」
正直「天才」すら安っぽく聞こえてしまう・・・それほどまでの能力を持ったボクサー。
(現在は、その能力が著しく低下??してしまい、全盛期の動きとは程遠く、全盛期の動きを知っているものとして観ていて、とても切なくなる。)
ミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の4階級を制覇した、ミスターパウンド・フォー・パウンド。
この動画を観てもらいたい!!
ロイ・ジョーンズの魅力と凄さがたっぷりと詰め込まれた動画(ニコニコ動画)
かっこよすぎ!!
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